レクリエーションの効果はこんなにあった!おすすめのレクリエーション5選

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児童福祉支援や介護福祉支援などの業界では、レクリエーションという言葉をよく耳にすると思います。

レクリエーションは遊びの中で、発達を促したり治療や身体活動にとても効果があると言われています。

そこで今回は、レクリエーションの効果とおすすめのレクリエーション5選を、高齢者・児童とそれぞれ紹介していきたいと思います。

レクリエーションとは?

レクリエーションの言葉の定義としては、仕事や勉強の疲れを休養や楽しみで回復することとされています。

そのほかには、楽しいひと時を過ごすことでその人の心身、生活を活性化するきっかけとなる活動のことを言ったりします。

また、その活動を通してコミュニケーションが生まれたり人間関係の構築にとても有効的な活動や援助であります。

レクリエーションの効果

高齢者のレクリエーションの効果には、さまざまなことが期待できます。その中でも特にこの三つの効果が挙げらます。

脳の活性化

身心機能の向上

コミュニケーション能力の維持

この3つが代表的な効果として挙げられます。

脳の活性化

レクリエーションをすることで,日々と違う刺激が脳への活性化を促します。また,活動により脳が刺激を受けることにより、認知症の予防や進行を遅らせることが期待されます。

さらに,レクリエーションを用いて季節感などを感じることができ、施設病の予防にも繋がります。そのため、見当識を保つ頃にも効果があります。

見当識についてばこちらの記事を参考にしてください。↓

心身機能の向上

日常生活で、普段は痛くて動かせないや動かないと訴える利用者に多くはレクリエーションを用いると今まで上がらなかった腕を楽しみにながら腕をあげてレクリエーションに参加したりなど。普段動かさない体を動かすことにより、身体機能が向上します。

また、身体を動かすことによって気分転換になったりと精神的な面でも効果が期待できます。

コミュニケーション能力の維持

レクリエーションは、集団で行うことが多く同じ時間を過ごす楽しさや、活気のある雰囲気を体験することができます。その結果、前向きな気持ちになったり他者とのコミュニケーションをとる機会が増えます。

さらに、他者とのコミュニケーションをとることで、脳の活性化に繋がります。

高齢者のレクリエーションおすすめ5選

頭を使ったレク

・神経衰弱

加齢とともに、記憶力は低下していきます。そのため思い出すことも苦手になっていきます。神経衰弱は同じ図柄を揃えるために、覚える必要がありどこに何があったかと記憶のトレーニングになります。また、思い出すというワーキングメモリーを刺激することができます。

一般的にはトランプなどを使用して行いますが、神経衰弱で使用するカードを利用者の年代に合わせた物の名前や写真を使用して、揃えた時点でそのことについて話をすることで、回想法の活用にもなります。

体を使ったレク

・風船バレー

風船バレーは、バレーボールを風船で行うレクリエーションです。普段肩が痛くて上がらないと言う方でも、風船を弾こうと自然と腕が上がったりします。それだけで、関節可動域や腕を上げるという行為で筋力を保つことを期待することができます。

また、集団ですることにより他者とのコミュニケーションを図ることも可能です。

・ボウリング

ボウリングでは、ピンを倒すためにボールを投げる腕の力が必要になります。また、立位で行う場合は足の踏ん張りや転倒をしないためのバランスなども必要になってきます。その他には、ピンまでの距離感を把握することも必要となり、脳への刺激ややり方によっては全身の運動機能へ刺激を与えることが可能です。

ボウリングを経験したことのある方も多いので、懐かしみながらレクを行うことが可能になります。

座ったままできるレク

・魚釣り

多くの方が経験したことがあることかもしれません。ただ魚釣りをするのではなく、魚を通して今旬の魚など、季節を感じてもらうことができます。そのため見当識向上訓練としても期待できます。

また、釣竿を魚の元へ動かすことで腕の筋力やどの魚にしようかとプランニングを立てることも、心身の活性化に繋げることができます。

さらに、魚だけではく祭りなどのイベントで食べたいものなどを釣るなどのイベント性にも優れているレクといえます。

・カラオケ

カラオケにはさまざまな効果が期待できます。音を聞きながら、声を出す。流れてくる文字を読むという行為が脳の活性化に効果を期待できます。

また、歌には時代背景が反映されることが多く、「この歌を聴いていた頃はこうだった。」など回想法にも使えるレクになります。

児童福祉施設でのレクリエーション5選

児童でのレクリエーションは高齢者とは目的が少し異なって来います。

協調性を育む

体力を養う

感覚統合への刺激

表現力を養う

などが挙げられます。

数字・風船タッチ

風船を落とさないようにトスしてあげ、壁に貼られた数字をタッチするというゲームです。集中力や思考力、体力を養うことができるレクになります。

知育キット

知育キットは発達障害等に限らず幅広く使用されています。その中でも、年齢や障害別に考案されたキットなどもあります。

さらには、おもちゃのサブスクなどもあるのでチェックしてみてください!

宝探し

施設の全体を使用して、あらかじめ用意したものを見つけてもらうというゲームです。

どこにあるだろうと思考力や集中力などを養うことが期待できます。

宝探しを行う際は、使用する部屋を決めたりちゃんとルールを設けて行うことをおすすめします。

魚釣り・水風船ヨーヨー釣り

夏祭りの等のイベントなどでとても盛り上がります。

また、実際の祭にある水風船ヨーヨーをビニールプールに浮かべて行うも良いと思います。

ペットボトルキャップ積み

ペットボトルキャップを使って、音楽が止まるまでどれだけ積めるかのゲームです。

ペットボトルをつまむという巧緻動作、積む時の力加減や距離感などの目と手の協調性を養うことが期待できます。

レクリエーションの案に困ったら

レクリエーションの企画に詰まることは多々あると思います。そんな時は、創造することが得意だったり、企画するのが得意な人に相談してみるのも良いでしょう。

その他には、ネットや本などをみて企画を立ててみてください。特に本などは、カレンダーなどにスケジュールを入れられるようになっているものもありとても便利です。

また、病気等の対応別に記載されてることもあるので、困らず企画をすることができると思います。



まとめ

レクリエーションにはさまざまな効果があります。脳への刺激や身体機能の向上などが期待でき、さらには利用者間でのコミュケーションの向上も期待できます。

なかなか盛り上がらないなどの声もよく聞きますが、提供側も一緒に楽しむということが盛り上げるためにとても重要になりますので、参考になればと思います。

最後に、“遊びが仕事“になれば無理なくさまざまな機能回復などの効果も期待ができ、仕事がどんどん楽しくなると思います。

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