新型コロナウイルスが流行し、“在宅ワーク”や“テレワーク”、“おうち時間”、“おうちで過ごし隊”などの言葉をよく聞くようになりました。
そのせいもあって、運動不足が加速し“コロナ太り”という言葉もよく耳にするようになりました。
一度太ってしまうとなかなか痩せるのは難しいです。また、ウォーキングを始めようと決意して3日坊主になる方も多くいるのではないかと思います。
そこで、今回は自宅で簡単に運動不足を解消できることをいくつか紹介したいと思います。
意外と知らない運動強度Metsについて
運動強度って何?って思う方は多いと思います。スポーツをされている方やジムでバキバキに鍛えている方、それらのインストラクター等の専門職をされている方はご存知かと思います。運動強度とは、字のままであり一つの運動にどれくらいの負荷が体にかかるのかというものです。その運動強度の単位を“Mets”(メッツ)と言います。日常生活で何気なくしていることも、この“Mets”で表すことができます。
自宅で簡単にエクササイズ!
先ほど説明したMetsですが、安静時を1として考えます。
私たちは、何気ない生活を送るために、体に結構な負荷がかかっています。
Mets一覧表を見てください。
普通歩行:犬を連れて(散歩)を見ると3.0Metsと書かれています。その下の欄を見ると掃除機をかけるが3.3Metsと書かれています。また、下の欄にある歩行(ほどほどの速さ、散歩)では、3.5Met’sと書かれています。それと同等の運動強度に床磨きや風呂掃除なども入っています。
「運動をしましょう!」「歩きましょう!」とよく耳にすると思いますが、これを見て運動量を考えると散歩することと掃除機をかけること、床磨きや風呂掃除などにほとんど差がないんです。
それどころか軽い散歩なら掃除機をかける方が運動量が多いんです。新型コロナウイルスが広がり、緊急事態宣言等で不要不急の外出を控えなければならないため、“おうち時間“や“おうちで過ごし隊“、さらに多くの職場でリモートワークになっている今、運動不足になりがちです。そのこともあり、“コロナ太り“という言葉も出てきています。
掃除をかけるといっても重かったりするとなかなか楽しくはできません。コードレスクリーナー等の購入を検討してもいいかもしれません。
自宅で過ごす時間が増えてきているからこそ、当然家事をする時間も増えます。
そんな中で、ウォーキングに行く時間を作らなくても、家事を行い普通に生活するだけで運動不足を解消できます。
家事動作で得られる効果
家事は、仕事と異なり休みがありません。そのため、生活していく中で毎日するものでもあります。
ちょっと体系が気になるなぁ~。とか夏までに痩せないと思い運動を始めようと思ってもなかなか一人ではできません。決意が固く行動に移せる人はいいのですが、なかなかできることではありません。
いざ、運動するぞ!となっても三日坊主になることも多いかと思います。今日はいいや。明日しようとなってくると運動すること自体がきつく辛くなってきます。
そのため、三日に1回や2日に1回になると、どんどんモチベーションが上がらず、結局はやめてしまう。高い会費を払ってジムに通うことを決めても、長続きしなかったらお金がもったいないです。
だからこそ、生活に必要で休みのない家事がエクササイズに有効なんです!家事動作は、全身を使うことが多いです。掃除機をかける動作も全身を使います。また、肩甲骨を動かす動作が多く、肩甲骨がしっかり動くことで、肩こりが軽減することもあります。
病院のリハビリの中でも、台ふきの動作を行う訓練もあるくらいです。今回の目的も含めて違う目的もありますが、肩周辺を動かすには効果的な動きと言えます。
洗濯物を干すという家事も結構な重労働です。
Met’sを見ると、重い荷物の運搬、荷物を上の階へ運ぶという動作は8.0Met’s以上もあります。これは、2階建ての家でベランダに干すために、洗濯物を上の階に運びベランダまで運搬するだけで、散歩の2倍以上の運動をすることが可能です。
こちらを試してみるのもいいかもしれません。
運動不足を解消しなきゃと思い、何かを始めてみようと思う方は、家事全般を見直しながらその中でまだ足りないと思うことをしてみてはいかがですか?
まとめ
Met’sで考えると、毎日行う家事動作で運動不足を解消できることがわかります。ただし、行う時間や量によって異なります。すべてではありません。食事の量や回数、食事内容にも十分気を使ってみてください。
家事には休みがないため、夫婦間で「俺は仕事しているんだから、それぐらいやっとけよ」という旦那さんはまだまだいると思います。仕事の方が案外楽なことが多いこともあるので、そう言わず、奥さんに代わってしてみてください。
仕事がリモートになって来ている今だからこそ、運動不足を解消する一つの方法になり得るかもしれません。
家事は嫌になることもあると思いますが、間隔をあけて行う運動より毎日続ける方が精神的に楽なこともあるので、参考になると幸いです。
コメント
[…] ゲームを使ったフィットネスはかなり前からありましたが、ゲームでのフィットネスは意外と運動量が多く馬鹿にできません。ゲームでのMet’sは意外と高く、運動不足解消やダイエットに最適です。誰かに見られる心配もなく、ここ最近ではおうちで過ごすことが多くなってきているのでとても良いと言えます。この表を見てください。Met’sについては、他の記事で説明しているのでこちらをご覧ください。 […]